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【先行事例調査】NAKANO QUESTと自分クエスト

こんばんは。
末田文吾(ブンゴ)です。

twitterではbungorillaでやっています。
特にゴリラが好きだとか、ゴリラに似ているわけではありません。

なかなかツイートはしていませんが、フォローしている方のつぶやきやtwitter上でおこなわれているコミュニケーションを見るのはすごく好きです。

そんな私が今回先行事例として調査したのは、
NAKANO QUESTです。



NAKANO QUESTとは、民主党中野区議会議員奥田けんじ氏が冒険者となり、中野区民の声を「クエスト」として、クエストをクリアしていくのが目的の、ゲーム風コミュニケーションツールとなっているようです。


中野区で気になっていることや解決してほしいことを投稿することで、奥田けんじ氏が現地まで赴き、調査している様子をあたかも冒険しているかのようなつぶやきを表示しています。



早速やってみました。

始めに、トップページのデザインもゲーム風になっています。
しかも、音楽もゲーム風にかなりPOPなものとなっています。



How to playボタンを押すと、このようなページになります。



ここでは、主人公の中野区議会議員の奥田けんじ氏のキャラクターが段階を踏んで、説明をしてくれます。
・ゲーム画面(奥田けんじ氏が地図上で区民の要望に応えて行く画面)の見方
・クエストの投稿仕方
の2点です。


大体把握したと思ったので、もうSTARTしたいと思います。
画面はこのようなものになってます。



図の左上には、区民から投稿された要望がランキング式になっており、奥田けんじ氏は投票の一番多い要望に応えるといった形で、住民からの声を積極的に拾い、自身の活動に繋げているというものです。

また、主人公の奥田けんじ氏がどこに行き、なにを感じたかがtwitterのつぶやきで地図上に表示されているので、視覚的に分かり易くなっています。

実際に、要望に応えた履歴も見ることができ、その中には、つぶやきによる実況が冒険のようなものもあります。






ここでは、最後「やはり警察署に報告だ!」となっており、今後どうなったのかが個人的には気になりました。


ARGでも、ネット上で即時的に実況することで、閲覧しているだけなのにドキドキ感を体験するということもあり、自作自演じゃないリアルな反応をみる面白さがあると個人的には思いました。

このように地域のローカルな情報に注目した情報発信には、そこに住んでいない人でも注意を引く効果もあり得るのだと思います。



話は逸れますが、私たちのゼミでは、地域のローカルニュースに着目した研究をおこなっているチームもあります。彼らは、地域のローカルなニュースによって地元の住民が場所に実感をもつことに着目しているそうなので、彼らにもこのサイトは見てもらいたいと思います。
また、今後ブログを開設するそうなので、気になる方はぜひチェックしてみてください。




話を戻します。
次に、投票と投稿をしてみました。
投票は一日一人一回の制限があり、投稿では制限はありませんでした。
しかし、投稿を管理しています。



以上で、このNAKANO QUESTは終わりです。

投稿した住民にとって、
・投稿した意見に同意してくれている様子が分かる。
・行政もそれに応えるように、かつ、冒険しているように動いているということが見れる。

以上の2点において、区民との関係を良くするためのコミュニケーションツールとしての面白さを感じました。



しかし、投稿すること以外は全て奥田けんじ氏の行動を追うだけで、物足りなさを感じます。

実は、そんな人のために、自分クエストというものが用意されてました!



自分自身が、政治というフィールドに立って、冒険に出かけるというものです。
今(2009年12月08日)はまだ、用意された冒険の書を見るということしかできません。また、図の下にある、実現マップもクリックできないようになってます。


図の下にある、<第二成人式>と<当選マニュアル>を見てみました。

<第二成人式>
第二成人式とは25歳で被選挙権が手に入ることの自覚を広めるためのイベントで、2010年1月11日の成人の日におこなわれるらしいです。

<当選マニュアル>
当選マニュアルは 地方議会選挙で当選するために必要なノウハウを共有財産とし、社会貢献の意欲に満ちた若くやる気のある人たちに、党派・思想に関わらず、議員にも限らず、広く政治家への道を開きものだそうです。
現在、編集中で2010年1月中に配布予定らしいです。


また、プレスリリースには
社会貢献の意欲に満ちた若くやる気のある人たちに、党派・思想に関わらず、議員にも限らず、広く政治家への道を開き、日本の政治の質を上げるための活動の一環だという趣旨が書かれていました。

そして、その事業計画として、以下の3つのプロセスに分けて進められているそうです。
1.政治の見える化(ナカノクエスト)
2.政治家への目覚め(第二成人式)
3.政治家への実現(当選マニュアル)



以上のようなことは分かったのですが、まだこれがARGなのかどうか分からない状態なので、引き続き追っていきたいと思います。
分かり次第、またここで報告していきます。

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