RSS
email

【事例紹介】2012

どうも、金曜日担当の三輪です。
今日は、11月中旬まで行われていた映画「2012」のARGについて
少し紹介したいと思います。

「2012」とは、「インデペンデンス・デイ」や「デイ・アフター・トゥモロー」で
有名なローランド・エミリッヒ監督の最新作です。
この作品では、マヤ文明の暦では2012年12月23日以降が無く、
世界の終わりを予言している説を用いています。

このARGでは、リムジン運転手として生計を立てながら小説家を目指す
ジャクソン・カーティス(主人公)よりも、本編関わってくる重要な組織や人物に関する
ことが明らかになっていきました。
このARGは日本のサイトではなく、アメリカ版のサイトにラビットホールが
仕掛けられていました。
また、制作が42entertainmentではなく、別の会社(多分Sony Pictures)が制作した点でも
注目のARGです。

主に、世界の終わりに立ち向かおうとする「IHC(Institute of Human Continuity)」と
世界の終わりを受け入れるべきだと主張する「Charlie Frost」の対立が描いています。
メディアとしては、Webサイトを始め、
ブログ, FaceBook, YouTube, Twitter, 電話などが用いられました。

まず、アメリカの秘密組織であるIHC(Institute of Human Continuity)のHPです。

このHPを通じて、参加者はIHCに入るための選挙の存在を知ります。
この選挙では、パズルや謎を解くことで、最終候補者を12人選出しました。
そして、このメンバーであるSoren Ulfertが突然解雇され、
IHCの活動が序々に彼のブログなどで明らかになっていきます。


続いて、Charlie Frostのブログです。

ここでは、IHCへの批判として、マヤ文明に関することを説明していたりしています。
マヤ文明の知識を得ることで、参加者は2012の世界観を更に深堀りすることができます。

これらに関係するものとして、主人公が書いた小説「Farewell Atlantis」のサイトなども
存在します。

このサイトでは、小説の第1章を読むことができるため、
「2012」の世界観を楽しむことができます。


このように、ARGでは様々なサイトに分散化した情報を各サイトで収集し、
少しずつ真相や詳細な情報が明らかになることを通じて、
物語の世界観に没入していきます。
個人的には、サイトもかなり作り込まれているので、英語アレルギーのない人なら
かなり楽しめたのではないかと思っています。
ちなみに、僕は英語アレルギー持ちなので、内容理解するのに大分苦労しましたが。。。

この映画「2012」は絶賛公開中なので、観た方や観に行こうと思っている方は
是非こちらのARGも見てもらいたいなぁと思っています。(全て英語ですが。。。)
以下に使われたサイト集のURLを載せたので、興味のある方はアクセスしてみて下さい。
http://movieviral.com/current-viral-campaigns/2012-main/

以上、簡単ではありますが、「2012」のARG紹介を終わります。
具体的なARGの内容については、映画を観てから書きたいと思っています。

Bookmark and Share

0 コメント:

コメントを投稿