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【研究内容について】観光ARGと「共」

初めまして、金曜日担当の三輪一平です。

ゼミの中では、業界用語風に「わーみー」と呼ばれてます。

僕からは、観光ARGと「共」について書いていこうと思います。

初ブログで緊張していますが、よろしくお願いします。


今までの事例紹介の通り、ARGでは1人では解けないパズル

組み込まれていることが多いです。

なぜ1人で解けるやパズルではないかというと、

複数人で解いた方が、達成した時に、誰かとその気持ちを共有できるからだと思います。

例えば、mixiなどのSNSやいま流行っているtwitterなんかも、

この「誰かにわかってもらいたい!」という共有したい感情を

巧みに利用したものですね!


こういうパズルが組み込まれている他の体験としては、

JR西日本が企画している「コナン ミステリーツアー」などがありますが、

ARGでは、携帯電話などの普段使っているメディアを通じて、

物語を分散的に配信することで、物語世界にいるかのような錯覚感じるという

今までに味わった事のない新しい経験が売りであり、

それが「誰かにこのワクワク感をわかってもらいたい!」という

共有を促す強い動機を引き起こすため、

参加者間の気持ちの共有だけでなく、

副次的に参加してない人への口コミ効果が生まれ、

ARG実施地への再来率の向上という点で、地域活性に効果があり、

「ミステリーツアー」とは全く別の経験だと僕たちは考えています。


また、ARGで重要な物語という点も、

参加者間や地域の人とのエンゲージメント(心のつながり)をより近づける点で、

更に強い共有体験を生む可能性があると僕たちは考えています。

特に、地域の人との交流は観光で求められている非日常体験の中の1つである

だけでなく、地域のイメージを左右する要因でもあります。

例えば、僕の場合、6回も旅行に行くほど沖縄が大好きなのですが、

いま考えてみると、その大きな理由は人の温かさで、

初めて家族で訪れた時に、

タクシーのおじさんが三線(さんしん)と沖縄民謡を歌ってくれたり、

地元の人しか知らない穴場のビーチに連れて行ってくれたことが

大きなウエイトを占めていると思います。

本題に戻りますが、みなさんは初めて会う人とのコミュニケーションでは、

出身地や趣味などの共通点を見つけてから話をすると思いますが、

ARGでは、あらかじめ物語という共通点が基本的にはあるので、

参加者間や地域の人とのコミュニケーションがしやすいという点で、

エンゲージメント(心のつながり)をより密接にし、

強い共有体験を味わうことで、

実施地域のイメージをより良いものにすることや

それに基づく口コミが効果的に働くと僕たちは考えています。


長くなってしまいましたが、ARGも観光も、共同作業や共通点など

「共」と非常に親和性が高いことだけ覚えていてくれるとうれしいです。

この「共」の視点を忘れずに、トライアルをしていきたいなぁと思ってます。


最後に、このブログを読んで下さっている、そこのあなた!

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!


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