詳細説明② キーウェブサイトとコミコンへの誘導
キーウェブサイトと勝手に名付けるが、
(キーウェブサイト=ARGのメインステージに辿りつく一歩前のウェブサイト)
Flynn Lives(以下FLs)においては、
こちらのサイトがキーウェブサイトとなっていたよう。
http://www.flynnlives.com/
現在は残念ながらもう削除されているのですが、
このサイトの下部にいたらしいぴょんぴょん跳ねる蜘蛛のアイコンをクリックすると、
以下の様なカウントダウンが表示されたようで、
<カウントダウン画像>
逆算すると、
7月23日 午後9時半、と。
何かがこの日に起きるから、
君達覚悟していてね、的なメッセージですね。
さらにこのサイトの
「terms of use」のページに、
最初に届けられた郵便物の発送元と同じアドレスが記載されており、
そこがサンディエゴだと知ると(まぁ大方は予想されていたが)
ファン達は、コミコンまっただ中のサンディエゴに集まっていったのでした。
第2ミッションクリアである。
詳細説明③ リアルミッション
大体ここまでで、(というか当初から)
コミコンでトロンチームが何かを企てているという事は
ファン達の中では周知の事実だったらしい
とはいえ、限定Tシャツを配るとか、
いわゆる普通のノベルティーグッズを配るくらいのことを考えていたらしいですが・・・
実はそのコミコン真っ只中のサンディエゴを舞台に、
ファン達をあっと驚かせるイベント&ミッションが待ち構えていたのです。
これぞARG、伝家の宝刀の一つ、
リアルミッションin the cityが、
ファン達を更なる深みへ没入させ、
後々のバイラルを生んでいきました。
FLsにおけるリアルミッションは
参加者がスタッフに配られたブラックライトを持ってサンディエゴ市中を歩き回り、
そこら中に隠された暗号を探し出して、
Flynn's arcadeの場所を特定するというもの。
市中に隠された3つのポスターを見つけ、
それにブラックライトをあてると数字が浮かび上がる仕掛けになっていたらしく、
この数字等の暗号を解くと、
マップ上でFlynn's arcadeの場所を割り出す事が出来る、という流れ。
以下がその様子。
※こういうタイプのミッションは、どうやら
「Scavenger Hunt(スカベンジャーハント)」と呼ぶらしいです。
参加者同士協力しあいながら場所を特定し、
その様子はお馴染みtwitterでつぶやきあわれ、
そこからもバイラルが広がっていった様子。
そして夜九時半。
カウントダウンが示していた時間がやってきました。
その一連のARGイベントのクライマックスの瞬間は、
是非動画でご覧にいれたい。
詳細説明④ FLYNN'S ARCADE,HOME OF TRON
イベントのクライマックスで登場したのは、
ディズニーランドのアトラクションさながらのイベント施設。
Flynnが経営していたというゲームセンター、
FLYNN'S ARCADEだ。
ファンだったらこりゃ興奮するでしょうね。
なんせゲームの世界が、
ディズニーランドでもユニバーサルスタジオでもない、
サンディエゴの街中に現れたんですから!
そしてそのFLYNN'S ARCADEの中はどうやらこんな感じらしいです。
ここではトロンの中に実際に出て来るようなアーケードマシーン(TRONそのもの)や、
1980年代の懐かしいゲームが無料で遊べるようになっています。
しかし
プレイヤー達、又ファン達に用意されていたのはこれだけでは無かったんですね。
中の奥の方にある秘密の部屋には、
なんと本物の「ライトサイクル」まで用意されており、
お披露目の瞬間には会場にいた多くの人々が歓喜に湧きました。
(今でも行列ができてるらしい)
http://www.cinemablend.com/new/Comic-Con-Flynn-Lives-And-He-s-Reopened-His-Arcade-14068.html
うーーん
実に見事。
満足度にばらつきがあることが一般的なARGには言えそうだけど、
このARGの満足度は是非定量的に調査したいところ。
まとめてるだけでもこれだけ面白いんだから、
きっと参加者達の興奮といったら無かっただろうな。
次回エントリーは今回のARGを
紹介ではなく考察してみようと思う。
<考察へ続く>
0 コメント:
コメントを投稿