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【関連事例】ラジオ演劇とARG

こんにちは!
初めての投稿です。

あっきーこと鈴木章浩と申します。

先に、簡単に自己紹介すると、
自分は慶應大学経済学部の3年生で、
武山政直研究会では7期生に当たります。

趣味は読書とテニスとカレーを食べること。
性格は甘えるのが嫌だけど寂しいのは苦手なあまのじゃくタイプの人間です。


さっそくですが、今回は情報共有として、
ラジオ演劇とARGについて述べます。

確か「演劇の解剖」という名前の本からの引用です。

内的独白は普通ラジオの演劇が得意とする分野だとみなされている。視覚的な次元が欠如しているため、ラジオの聴取者は芝居の行動を自分で視覚化し、文字どおり自分の頭、自分の想像力の中で組み立てなければならない。そのためファンタジー、夢、記憶、および人間の内面生活がラジオドラマの理想的な主題となる。無論客観的な世界を現出させることも可能であるし、実際に多くのラジオドラマは映画と同程度にリアリスティックである。しかしこの現実世界の客観的な映像が聴取者によって内面化されているという事実のせいで、ラジオ劇の作者は現実世界から想像の世界へと容易に移行する機会を手にすることができる。自分たちの経験しているものが現実かファンタジーか、夢か事実かという判断がしばしば聴取者にゆだねられる。人々の表だった会話と、それに付随する内密な思いの奏でる対位法は、ラジオドラマにすれば常識であって、その技法を持ってすればいとも容易に成就できるものである。



上記の文章より、
ラジオ演劇は、ARGの“代替現実感”に非常に近しい感覚を聴取者に提供していると感じます。


YouTubeで「ラジオ演劇」を検索した結果、
貫地谷しほりのラジオ劇団・小さな奇跡/スプーク!
(http://www.youtube.com/watch?v=hRCUmAKHw1E&feature=related)
というのを見つけました。

実際にラジオ演劇を聞いてみると、
肉声だからかわかりませんが、容易にその演劇の舞台の様子が想像でき、
且つ、想像しながら聞かなければ面白くないため、主体的に聞き入ってしまう自分がいます。
雑感ですが、ラジオ演劇は確かに、仮想の物語であることは知りつつも
それを現実の物語のように感じさせる表現方法であると思います。

そこでまとめると、
ラジオ演劇の特徴として「視覚に頼らないストーリーの伝達」と「対位法」があり、
その両者をARGに応用することで、
代替現実感がより強固なものにできるのではないかと自分は考えました。

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